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世界からみた日本の自然環境⑴ 世界の地形
① 活動的な 地域 …環かん太たい平へい洋よう造山帯とアルプス・ヒ マラヤ造山帯では山脈が連なり,火山や地震の震 源が帯状に分布する。
② 安 定的な 地域 …風化や侵食でできた広い平野が 分布する安定大陸。地震や火山は少ない。
⑵ 日本の地形
① 山地…国土の約4 分の3 が山地。中部日本に日 本アルプスがそびえ,その東に日本の地形を東西 に分けるフォッサマグナがある。
② 平地…海に面した平野と山地に囲まれた内陸の 盆ぼん
地ちがある。地盤が隆起すると台地がつくられる。
③ 川…日本の川は急流で流域面積がせまい。川が山地から平地に出 たところには扇せん状じょう地ち,川が海に流れこむところには三角州ができる。
④ 海…水深8000mをこえる海かい溝こうと,水深200mまでの平へい坦たんな大たい陸りく棚だな。 リアス海岸や砂浜海岸が見られる。東日本の太平洋沖に暖流の黒潮
(日本海流)と寒流の親潮(千島海流)がぶつかる潮目(潮境)。
⑶ 世界の気候…熱帯・乾かん燥そう帯たい・温帯・冷帯(亜寒帯)・寒帯。
⑷ 日本の気候…大部分は温帯。梅つ雨ゆ・台風による降水が多い。季節風(モ ンスー ン)の影響が強い。
⑸ 自然災害…火山の噴火による火か砕さい流りゅう,地震による津つ波なみ,台風による 洪こう
水ずい
や高潮/ハザー ドマップ(防災マップ)の作成。低温による冷害。から梅雨などによる干害(干ばつ)。
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世界からみた日本の人口⑴ 世界の人口…約73億人でアジア州が約6 割をしめる。出生率が高い発展途上国では人口爆発の状態。日本 などの先進国では死亡率とともに出生率も低くなり,少子高齢化が進む。
⑵ 人口密度…東アジア・南アジア・ヨー ロッパ・北アメリカ東部などで高く,寒帯や乾燥帯で低い。
気候 区分
熱帯
熱帯雨林の広がる熱帯雨 林気候は,1 年を通じて雨が多く 気温が高い。
熱帯雨林気候の南北には,乾季と雨季の違いが明確なサ バ ナ 気候が広がる。
乾かん
燥そう
帯 砂
さ漠ばく気候は暑くて降水量がきわめて少ない。
ス テ ッ プ 気候はわずかに雨が降り丈の低い草が生える。 温帯
温暖(温帯)湿しつ潤じゅん気候は季節風の影響で雨が多い。 西岸海洋性気候は1 年を通して偏西風の影響を受ける。 地中海性気候は夏に乾燥し冬に雨が多い。
冷帯
(亜 寒帯)
冬は長く寒さがきびしい。夏は短い。タイガとよばれる針 葉樹林帯が広がる。
寒帯 1 年中寒さがきびしく,雪と氷におおわれた氷雪気候。 ツ ン ド ラ 気候は夏に地表の氷がとけ,こけ類が生える。
▲ 世界の気候区分
(デルタ)
▲ 日本の気候区分と近海の海流
ばい う
講座
第 3 世界からみた日本
▲ 世界の地形
▲ 日本と世界のおもな川の傾斜
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⑶ 日本の人口…人口ピラミッドは富士山型からつぼ型へ変化。東京・ 大おお
阪さか
・名な古ご屋やの三大都市圏では過密が進み,都心の人口が減少し郊 外へ移るドー ナツ化現象がおこった。過か疎そが進む山間部や離島では 町おこし(村おこし)の努力。
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世界からみた日本の資源・産業⑴ 鉱産資源…石油の分布はペルシア湾などにかたよっている。日本 は石油・石炭などの化石燃料,鉄鉱石・銅などの金属資源の大部分 を輸入にたよっている。
⑵ エネルギー …火力・水力・原子力が中心。風力・太陽光・地熱な どの再生可能エネルギー の開発が進められている。
⑶ 日本の工業地域…太平洋ベルトを中心に鉄鋼・石油化学など臨海 型の工業地域を形成。高速道路や空港の整備により内陸に工業団地。
⑷ 日本の工業の変化…第二次産業。製品の輸入が増えたため,原料 を輸入して工業製品を輸出する加工貿易の特色は薄れた。工場の海 外移転が進み,産業の空洞化が問題となっている。
⑸ 農林水産業…第一次産業。食料自給率の低下が 問題。東北地方・北陸などで稲作。大都市の周辺 で近郊農業。西南日本で促そく成せい栽さい培ばい。内陸の高原で 抑制栽培。外国産木材におされる林業。とる漁業 から育てる漁業(養殖業・栽培漁業)へ転換。
⑹ 第三次産業…就業者は商業(卸おろし売うり業・小売業な ど)で減り,サー ビス業(金融・情報・医療・福祉な ど)が増加。
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世界からみた日本の結びつき⑴ 交通…交通機関の高速化・大型化で目的地までの時間距離が 短縮。海上輸送は鉱産資源や自動車などの輸送,航空輸送は電 子機器・魚介類・生花などの輸送に適している。日本では高速 道路の整備により,貨物の自動車輸送の割合が高まる。
⑵ 通信…通信衛星や海底ケー ブルが整備され,国際電話やインター ネットが普及。日本では携帯電話やパソ コンが普及し,人々 の生活の向上に役立っている。
▲ 地域別の人口・面積(2015/16年版「世界国勢図会」)
▲ おもな国の人口ピラミッド
▲ 日本の海上輸送・航空輸送の輸入金額割合
▲ おもな穀物の生産地
▲ おもな国の発電エネルギー の割合
▲ 日本の工業地帯・工業地域
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確 認 問 題
世界からみた日本の自然環境 次の問いに答えなさい。
⑴ 地震の震源や火山,高く険しい山脈が帯のように連なる地域を何というか。
⑵ 日本アルプスの東にのびる,日本の地形を東西に分ける帯状の地域を何というか。
⑶ 山地に囲まれた内陸の平地を何というか。
⑷ 川が山地から平地に出たところに土砂が積もってできる傾斜地を何というか。
⑸ 川が海に流れこむところに土砂が積もってできる平へい坦たんな地形を何というか。
⑹ 日本近海に広がる,水深200mまでの平坦な海底地形を何というか。
⑺ 日本の太平洋側を北へ流れる暖流を何というか。
⑻ 日本の大部分がふくまれる,温帯の気候区を何というか。
⑼ 夏から秋にかけて日本を通過し,大雨や強風をもたらす熱帯低気圧を何というか。
⑽ 海底を震源とする地震で発生し,沿岸部に襲来する大きな波を何というか。
世界からみた日本の人口 次の文中の〔 〕から正しい語句を選んで答えなさい。
⑴ 最も人口が多い地域は〔アジア ヨー ロッパ〕で,世界の約6 割をしめている。
⑵ 出生率が高い発展途上国では〔過か疎そ 人口爆発〕の状態となっている。
⑶ 出生率が低下する先進国では〔少子高齢化 人口爆発〕が進んでいる。
⑷ 国・地域の人口を面積で割ったものを〔人口増加率 人口密度〕という。
⑸ 東京・〔福ふく岡おか 大おお阪さか〕・名な古ご屋やのそれぞれを中心とする大都市圏を三大都市圏とよぶ。
⑹ 山間部や離島では,人口が著しく減少して社会が活気を失う〔過密 過疎〕が問題となっている。
世界からみた日本の資源・産業 次の文中の にあてはまる語句や数字を答えなさい。
⑴ 石油・石炭などの化石燃料は再利用できず,二酸化炭素の発生により地球 の原因ともなる。
⑵ 山がちな日本では,山地のダムの水を利用した 発電が行われている。
⑶ 風力・太陽光・地熱などの エネルギー の開発が進められている。
⑷ ベルトには,鉄鋼・石油化学など臨海型の工業地域が発達している。
⑸ かつての日本は,原料を輸入して工業製品を輸出する 貿易を行っていた。
⑹ 大都市郊外では,野菜を収穫したその朝に市場へ出荷する が行われている。
⑺ 魚介類を,網を張った海や池で大きくなるまで育てる漁業を という。
⑻ 工業や建設業は第 次産業に分類される。
世界からみた日本の結びつき 次の文中の〔 〕から正しい語句を選んで答えなさい。
⑴ 鉱産資源や自動車の輸送に適しているのは〔海上輸送 航空輸送〕である。
⑵ 電子機器・魚介類・生花の輸送に適しているのは〔海上輸送 航空輸送〕である。
⑶ 日本では高速道路の整備によって〔鉄道 自動車〕輸送の割合が高まってきた。
⑷ 大陸間の海底には,〔通信衛星 海底ケー ブル〕が敷設されている。
⑸ 〔インター ネット 電報〕の普及により,情報を簡単に入手できるようになった。
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練 習 問 題
右の地図を見て,次の問いに答えなさい。
⑴ 日本列島がふくまれる 地図中のA の造山帯を何 というか。
⑵ 地図中のB で示したペ ルシア湾沿岸で多く産出 されている鉱産資源を,
次から選び,記号で答えなさい。
ア 銅 イ 鉄鉱石 ウ 石炭 エ 石油
⑶ 地図中の①・②の地域で栽さい培ばいされている農産物を,次からそれぞれ選び,記 号で答えなさい。
ア 米 イ だいず ウ カカオ エ 小麦 オ 綿花
⑷ 右の人口ピラミッドは,どの国の人口構成を示した ものか。地図中のア∼エから選び,記号で答えなさい。
⑸ 地図中のアの国からウの国へ高価な魚介類を輸出す る場合,最も適している輸送機関を,次の〔 〕から 選んで答えなさい。
〔 鉄道 船舶 航空機 〕
右の地図を見て,次の問いに答えなさい。
⑴ 右の雨温図で特徴を示し た気候区を,地図中のA ∼ Fから選び,記号で答えな さい。
⑵ 地図中のB の気候区でお きやすい,降水量が不足し
て農産物の生育が悪くなる自然災害を何とい うか。
⑶ 地図中のF以外の気候区で5 ∼7 月に訪れる,雨の多い時期を何というか。
⑷ 自然現象を調べて気象予報や警報を出す業種は,第一次産業,第二次産業, 第三次産業のうちどの産業にふくまれるか。
⑸ 太平洋ベルトがおもに分布する地図中の地域の正しい組み合わせを,次のア
∼エから選び,記号で答えなさい。
ア B ・C イ B ・F ウ C ・D ・E エ E ・F
⑹ 地図中の①・②の海流の名をそれぞれ答えなさい。
⑺ 地図中のD の気候区で,高原の涼しい気候を利用して栽培される農作物を, 次から選び,記号で答えなさい。
ア ピー マン イ トマト ウ みかん エ レタス
1
2
2⑴
⑵
⑶
⑷
⑸
⑹
①
②
⑺ 1
⑴
⑵
⑶
①
②
⑷
⑸